近年IT業界の中ではインドが注目を浴びています。
日本のIT産業が盛んな地域にインド人が多数居住し、日本のITの知識を学んだり、ともに働いて技術を覚えたりしています。
インド人といえば、発展途上国と言われていた時期もあったが、近年のインドは違います。
インド人はもともと、多くの人々が生活している割には言語や宗教、民族が統一されていません。
そのためか、お国柄的に非常に好奇心が強い傾向があります。
また、他の文化や言葉などを受け入れやすいという柔軟な気質を持っています。
さらに、インドの特徴として言えるのが、英語です。
英語圏の国ではないのですが、英語が流暢に話せる人が多いのも特徴です。
また、インドで急速にIT産業が発達した原因の大きな要因に、インドの文化であるカースト制度があります。
カースト制度とは、身分や宗教の違いなどによって、就ける職種などが制限されてしまう制度で、今では廃止されているのですが、昔からの名残で暗黙の了解で続けられている職業もあります。
そんな中、新しいIT産業はカースト制度が適応されていないため、努力次第でいくらでも上位に上り詰めることのできる仕事なのです。
そのため、カースト制度に反感を持った人たちがIT産業になだれ込んだといわれています。
また、インドはもともと数学に強い人が多いといわれています。
このこともIT産業を発展させるのに有利だったといえます。
このように発展したインドのIT産業によって、お互いのIT業界を活性化させようと日本やアメリカなど多くの地域がお互いに技術協力や提供などを行うようになってきています。
インドからITの仕事をするためにいろんな国へ出向する人が増えるのも時間の問題なのかもしれません。